・この記事は丁寧なリサーチと筆者の体験・経験に基づき執筆しています。 ・記事の一部にプロモーションを含みます。
低コストでワンランクの上の水景をめざして!!
アクアリウムを楽しむ方にとって避けては通れない楽しみと工夫ですよね!
さて、壁を背景に水槽を置く場合、皆さんはどんな工夫をしていますか?
これまで育ててきたアクアリウムの向こう側にぷらぷらと配線…。ちょっと雰囲気がくずれてしまいますよね。
今回は皆さんのアクアリウムをちょっとした工夫でワンランクアップさせる『DIYライトスクリーン』をご紹介します。
自分だけのアクアリウムをお安く簡単にグレードアップしていきましょう!
目次
ライトスクリーン&バックスクリーンとは
水槽のバックスクリーンとは水槽の裏面に貼って、より雰囲気を醸しすためのフィルムです。
糊が塗布された“貼り付けタイプ”やテープで簡単に“固定タイプ”などがあり、単色やグラデーション、背景がプリントされているものなど多種多様。貼るだけで水景全体の印象をガラッとかえる、優れたアクアリウムアクセサリーです。
そしてライトスクリーンとは水槽の背景を優しく光で包み込み明るいステージをつくってくれるバックスクリーンのことをいいます。
バックスクリーン(ライトスクリーン)を設置するメリット
バックスクリーンを設置することで得られるメリットは次の3つ
〇水草や生体が映える!
〇裏側の壁や配線を隠すことができる!
〇生体が落ち着く環境をつくることができる!
黒の貼り付けタイプを愛用していたワタクシ音樹ですが、これはこれで、たった1枚のスクリーンが全体の雰囲気を引き締め、魚やレイアウトを主役に引き立ててくれます。
またガラス面に生えたコケも、ちょっぴりわかりにくくしてくれるおまけ効果も(笑)
悪くないです。
でも、もっと水景を楽しみたいじゃん!しかもコスパよくね!
ということで今回はおうち空間に色を添える水草水槽を、さらに魅力的にしてくれるライトスクリーン(LEDバックスクリーン)の自作方法をご紹介します。
とっても簡単、低コストでつくることができるので要チェックです!
ライトスクリーンをDIYする
ここからはライトスクリーンをDIYするための具体的な方法を紹介します。
とはいえ、本格DIY派からは「こんなのDIYじゃねぇ!」怒られちゃうかも…と言うくらいとっても簡単な方法です。
お高いスクリーンを買う前に、まずは材料集めのために100円ショップへGO!
材料
まずは自作する前に材料を集めます。
ほとんどは100円ショップで手に入るものばかりでお手頃です。
水槽サイズは幅600㎜×奥行300㎜×高さ360㎜用のライトスクリーン用です。
写真の材料と個数、価格は次の通り。
写真番号 | 材料 | サイズ | 単価 | 数量 | 金額 | お店 |
① | 貼れるボード | 450㎜×300㎜ | 110円 | 2枚 | 220円 | ダイソー |
② | PPシート乳白色両面光沢タイプ | 331㎜×245㎜ | 110円 | 3枚 | 330円 | ダイソー |
③ | 工作材料 角材 | 450㎜×10㎜×21㎜ | 110円 | 5本 | 550円 | ダイソー |
④ | ステンレスフック | 小型サイズ | 110円 | 1セット | 110円 | ダイソー |
⑤ | USBテープLED16色防水リモコン付き | 1m | 1480円 | 2セット | 2960円 | ホームセンター |
ちなみに、600㎜の水槽用と言いながらなぜ①と③のサイズ幅が450㎜なのかというと、100均に在庫がなかったからのです。
600㎜サイズがあればそっちを購入した方がラクちんですね!
使用する道具
工作には次の道具が必要です。
〇カッターナイフ
〇セロハンテープ
〇瞬間接着剤
〇マジック
〇スケール
〇ハサミ
工作手順
ここからは実際の工作手順を分かりやすく紹介していきます!
ご自身の水槽のサイズをしっかりとご確認の上、カットしましょう。
今回、私の水槽は横60cm縦36cmなので
①45cm+15cm=60cmを2セット
②34cmを2セット(36㎝から角材幅1cm×2本の2cmを引いて計算)
角材が薄いのでカッターでも切れます。慣れないひとは手を切らないよう注意しましょう。
フレームの出来上がり。
寸法を確認し、ボードをカット。
ボードとボードのつなぎにはセロハンテープを使用しました。
今回購入したボードが45cm×30cmでしたので少しつぎはぎ感がでてしまいましたが、これは裏面の見えない箇所なので気にしない気にしない。
このときLEDの配線を通すために、ボードの隅を少しだけカットしておきます。⇐重要!
接着完了。
カットする前に一度フレームにあてて、丁度よく収まる場所を確認します。
LEDテープをカットする際は説明をよく確認します。誤った場所をカットすると故障の原因になってしまいます。
貼り付けは、テープがぐにゃぐにゃしないよう気をつけながら行います。
STEP3のボード同様、PPシートをカットし、つなぎ目をセロハンで固定します。
つぎにボードの反対面にズレのないよう気をつけながら接着剤で貼り付けていきます。
最後に上角2箇所に吊り下げ用のフックをつけて完成!!
実際に設置してみた!
完成したものを実際に設置してみます。
before
漆黒のバックもよいですが…
⇩
after
こんな感じにさまがわり!
ずいぶんと雰囲気が変わりました!我が家のサカナクンもビックリ!ぎょぎょぎょぉ~
実際にはライトのあたり具合で裏地のホワイトがグラデーションになり、幻想的な雰囲気をかもしだしています。
メリット・デメリットはこんな感じです
メリット | デメリット |
・幻想的でキレイ ・全体が明るくなった ・リモコン付きでなので調光・調色を色彩豊かに表現 ・4000円ちょっとでできた(工夫すればもうちょっと安くなった) ・私も満足、魚も満足(なハズ…) | ・目を凝らすとシートのつなぎ目が分かる ・慣れないとちょっと時間が掛かるかも |
感想(まとめ)
個人的に大満足!!
水面のキラキラした水の揺らめきや、反射した水草など見ごたえが上がりました。
上が青、下が白で撮影してみましたが、色はリモコンで変更できますので赤系で「夕焼け」や緑系で「森」など、レイアウトにあった雰囲気を出せるのも良いですね。
今回の課題は表面のPPシートのサイズが小さく、つなぎ目がほんの少し気になること。
レイアウトで隠れる部分だったらまぁいいか…。
100均でボードなどが在庫不足だったので、そのうちホームセンターで600㎜サイズの1枚もの(数百円)と交換して継ぎ目もスッキリさせようかな!(最初からやっとけよ…)
さて今回はライトスクリーン自作の方法を紹介しました。
簡単に自作できて低コストなのでコスパは抜群!
ADAなどのブランド品はクオリティ抜群だと思いますが、コスパ重視で水槽をレベルアップしたい!
そんな方の参考になれば幸いです。