・この記事は丁寧なリサーチと筆者の体験・経験に基づき執筆しています。 ・記事の一部にプロモーションを含みます。
3月に、9年間使用した日立のヘルシーシェフMRO-MS8が壊れてしまい、我が家に新しいオーブンレンジがやってきました。
ネットを見たり家電量販店を回ったりして悩んだ結果、同じ日立の「MRO-W1Z」を購入。
今回は約3ヶ月MRO-W1Zを使ってみて、おすすめの機能や使用したうえでの感想をお伝えします。
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【主婦が選ぶ】家族向けオーブンレンジの失敗しない選び方&おすすめモデルも紹介購入にあたってリサーチしたおすすめオーブンレンジも多数紹介しています。
料理やお菓子作りを“楽しむ”ためにもキッチン家電選びはとっても大切ですよね!
この記事は主婦歴15年のsugi-sugu(妻)がお届けします。
目次
日立ヘルシーシェフ「MRO-W1Z」について
日立ヘルシーシェフ「MRO-W1Z」は2021年に発売され、2023年6月現在でも購入できる型落ちモデルです。
日立のオーブンレンジの中ではトップモデルMRO-W10シリーズに続く位置づけのモデルですが、大きな差は「操作方法が液晶パネル式かボタン式か」という点くらい。
現行モデルのMRO-W1Aとの性能面での差もほとんどありません!
オーブンレンジとしての機能に違いはほとんどなく、ハイクラスの機能が搭載されているのです。
ここからは、MRO-W1Zの基本性能やスペックについて詳しく解説します。
ヘルシーシェフとは
日立のオーブンレンジといえばヘルシーシェフというイメージですが、そもそも「ヘルシーシェフ」ってどんなシリーズ?という点をチェックしていきましょう。
ヘルシーシェフというのは過熱水蒸気を使って調理ができる日立のオーブンレンジシリーズを指します。
過熱水蒸気とは100℃以上に熱した水蒸気のことで、なんと水で(正確には熱湯ですが)食材を焼くという不思議なことができるのです。
過熱水蒸気での調理では油を使わずに揚げ物や炒め物ができたり、食材の脂や塩分を落としたりといったことが可能で、“まさにヘルシー!”
外観・付属品
見た目はいたってシンプル。
我が家は食器棚が白なので、それに合わせてフロストホワイトにしました。
どうしても扉に自分が映ってしまいました(^ ^;)
庫内はサイドが白いので明るい!汚れもすぐ気付けます。
扉を開けるとライトが点くのでキッチンが暗くても見やすいです。
レンジ機能の時に使うテーブルプレート(白)が1枚と、オーブン機能の時に使う黒皿が2枚、グリル用の焼き網・取扱説明書が付属しています。
スペック
次にMRO-W1Zのスペックを解説します。
重要な項目を表にまとめてみました。
容量 | 30L |
本体サイズ | 幅497×高さ375×奥行500mm |
センサー | 重量センサー・センター赤外線センサー・温度センサー |
レンジ最大出力 | 1000W |
オーブン最高温度 | 300℃ |
段数 | 2段 |
付属品 | テーブルプレート・黒皿×2・焼き網 |
レシピ数 | 289 |
スマホ連動 | 〇 |
カラー | フロストホワイト・フロストブラック |
容量は現在販売されているオーブンレンジの中で最大規模の30Lなので、大家族でも安心して利用できます。
ちなみに各社ともに30Lを超えると値段が上がる傾向にあります。
カラーバリエーションはスタンダードな白と黒。
MRO-W1Zを購入する際に検討した他機種が、在庫があるカラーは赤のみで我が家のキッチンには合わなかったため候補から外しました。
オーブンレンジは長く使ううえにキッチンに置いたらけっこう存在感があるものなので、カラーは大事です!
MRO-W1Zでできること
ハイクラスのオーブンレンジで過熱水蒸気調理ができるので、家庭での調理に幅広く活用できます。
1番よく利用するあたため・解凍はもちろん、オーブンを利用した肉料理やお菓子作りなど…。
事前のリサーチと使用したうえで感じたのは、”バランスよくこなせる”ということ。
特に“焼き”に特化しているわけではない、カラー液晶パネルなんて目を引く機能があるわけではない。
でも「これ出来ないのかぁ~。」なんてガッカリするようなこともありません。
安心して何でも挑戦できる。そんなオールラウンダーなオーブンレンジです。
MRO-W1ZとMRO-W1Aの違い
次に現行品であるMRO-W1Aとの違いを解説します。
我が家にやってきたMRO-W1Zは2021年製なので量販店などの店舗には並んでいないし、ネットショッピングでも在庫僅少です。
2023年6月現在、店頭では後継機種のMRO-W1Aが”新商品”として並んでいます。
しかし、スペックなどを細かくチェックしていくとこの2機種にそこまで大きな差はありません。
スペックは先ほどの表とほぼ同じなのです。
とはいえ、機能面で若干の差もあるのでご紹介していきます。
機能
MRO-W1Aで新しく搭載された機能や、変わった部分は以下の通り
- 肉料理おまかせメニュー「熱風旨み焼き」の追加
- レシピ数が289→291に
- トースト焼き上がりが7分→5~6分に
- レンジ庫内のカラーが側面が白→全面黒に
MRO-W1Aでは、おまかせメニューに「熱風旨み焼き」が新しく加わっています。
肉料理を外はこんがり、中はジューシーに仕上げてくれます。
新機能として紹介されていますが、性能面をよくよく確認してみると「MRO-W1Z」と「MRO-W1A」の加熱方式などに違いはありません。
つまり、メニューのカテゴリとして追加されているだけで、“焼く機能”に大きな違いはないようですね。
レシピ数は微増、トーストの焼き上がりは1~2分短縮されましたが、オーブンレンジでトーストを焼く場合、途中で裏返すという手間が必要になります。
ひょっとしたらトースターを使っている方も多いのではないでしょうか?(我が家はトーストはトースター派です)
レンジ庫内はMRO-W1Zは両サイドが白ですが、MRO-W1Aでは全面黒になりました。こちらは好みですね!
両モデル共に、汚れを落としやすいシリコン系塗装が採用されています。
価格
2023年6月現在の最安値は以下の通りです。
- MRO-W1Z:¥41,205
- MRO-W1A:¥47,800 ※2023年6月3日現在(価格.com調べ)
機能面は大きな差のない2機種ですが、価格は6千円以上の違いがあります。
型落ちってコスパ高い!
私がオーブンレンジ選びに悩み、MRO-W1Aに惹かれつつ、最終的に型落ちMRO-W1Zに決めたのも、機能差は少ないのに価格が安かったからでした。
結果、MRO-W1Zで満足しているのでコスパの良い買い物をしたと思います(^ ^)
MRO-W1Zはこんな人におすすめ
- 新しい機能を色々と使ってみたい!
- 高機能なオーブンレンジをお得に買いたい!
- コスパ重視だから最新機種じゃなくても大丈夫!
型落ちのMRO-W1Zですが、ご紹介した通り機能面では後継機種にほぼ劣りません。
過熱水蒸気調理はもちろん、おまかせメニューやスマホ連動など、価格帯として十分な機能はもれなく搭載されています。
価格が6千円ほど安いのでコスパ重視の方にはMRO-W1Zがおすすめです。
※2023年7月に最新モデルが発売予定なので在庫切れに要注意です!
MRO-W1Aはこんな人におすすめ
- やっぱり新しい機種の方が安心!
- 「熱風旨み焼き」に魅力を感じる!
大きな差はないと思っていても、やっぱり新しいモデルが好き!という方も多いと思います。
また、MRO-W1Aの新メニュー「熱風旨み焼き」を試してみたい方はMRO-W1Aがおすすめです。
家電量販店の価格や販売状況も見てきた!
オーブンレンジ購入を検討した時期は3月下旬でした。
1週間~10日間かけて近くの家電量販店を4軒ほど回ってきました。
取扱いの状況
店頭にあるのはMRO-W1Aばかりで、当然なのかもしれませんが2021年製のMRO-W1Zは並んでいませんでした。
ちなみにネットなら在庫は少なめですが、まだMRO-W1Zも販売しています。
価格は?
店頭にMRO-W1Zはありませんでしたが、ネットでの販売価格は最安値は41,000円を超えるくらいで平均的な相場としては45,000円前後です。
後継機種のMRO-W1Aは、店頭では52,000円ほどでした。
2023年6月現在、ネットでは最安値47,800円、平均的な相場としては50,000円を超えるようです。
同じ価格帯のオーブンレンジ
店頭リサーチ中、様々な機種に目移りしました。
予算は大体5万円前後までといった感じでしたが、その価格帯はある程度の機能を有してコスパの良いオーブンレンジが多かった印象です。
東芝/石窯ドーム ER-XD3000
容量 | 30L |
本体サイズ | 幅498×高さ396×奥行446mm |
センサー | 8つ目赤外線センサー・温度センサー |
レンジ最大出力 | 1000W |
オーブン最高温度 | 300℃ |
段数 | 2段 |
付属品 | 角皿×2・焼き網 |
レシピ数 | 198 |
スマホ連動 | ー |
カラー | グランホワイト・グランブラック |
東芝の石窯ドームER-XD3000は石窯の再現を目指し、「焼く」ことを得意としたオーブンレンジです。
丸みを帯びた庫内では熱の対流がよく、肉料理からパンやお菓子までムラなく美しく焼き上げてくれます。
パワフル火力でスピーディな調理も得意です。
2段使えるので、たくさんの量も一度で調理可能。
大きな液晶パネルで使いやすさもサポートしてくれる、頼もしいオーブンレンジです。
象印/EVERINO ES-GT26
容量 | 26L |
本体サイズ | 幅487×高さ370×奥行454mm |
センサー | 赤外線センサー・温度センサー |
レンジ最大出力 | 1000W |
オーブン最高温度 | 250℃ |
段数 | 1段 |
付属品 | ボウルセット・角皿 |
レシピ数 | 76 |
スマホ連動 | ー |
カラー | ホワイト・スレートブラック |
EVERINO ES-GT26は、洗練されたデザインと充実の機能が光るオーブンレンジです。
庫内でボウルを浮かせて調理する「うきレジ」は、他メーカーにはない発想で目を引くものがあります。
そして、今までべちゃっとするのが当たり前だったレンジでの揚げ物の温め直し。
これをサクサクに温めてくれる「サクレジ」は嬉しい機能です。
とても魅力的なオーブンレンジだったんですが、容量の面で我が家には合わずに今回は見送りました。
が、〇年後に買い替えの時がきたら象印を検討したい…。
その頃にはどんな機能が増えているんだろう…?という期待を持たせてくれるオーブンレンジでした。
我が家のMRO-W1Zレビュー
ここからは実際に使ってみた感想や料理・お菓子作りの使用レビューです。
普段の料理
今までにはしなかった料理にチャレンジしてみました。
豚の塊肉を使ったローストポークです。
塩コショウやニンニクで下味をつけてオーブンに入れるだけ。
実験的に野菜も一緒に入れてみました。
200℃で30分ほど焼きました。
野菜の焼け具合にムラがあったので、これは切り方を変えるなど私の工夫が必要そうです。
お肉の焼き上がりはgoodです d(^ ^)
しっかり焼けているけど柔らかく、家族にも好評でした♪
二つ目、今までお鍋で20~30分ほど弱火にかけて作っていたサラダチキンをオーブンレンジ調理。
サラダチキンはスマホアプリにレシピがあるので、レシピ通りに下準備をして「送信」を押せばオーブンレンジに情報が送られます。
下味をつけてラップをして、あとはレンジにおまかせ。
8分ほどでジューシーなサラダチキンが出来上がりました!
時短に成功です。
お鍋を使わないので洗い物も減るし、コンロを長時間占領することもなくなります。
次に野菜炒めにも挑戦。オートメニューにあったレシピを参考に。
耐熱ボウルにレシピ通りに肉と野菜と調味料を入れ、ラップをしてレンジにIN。
お肉にも野菜にもちゃんと火が通り、シャキシャキした食感もしっかり残ってました!
お菓子作り
時期によって流行が違うんですが、最近はスコーン作りにハマっています。
180℃で20分、しっかりと焼けました。
2段に分けて焼いてみましたが、上も下も問題なく火が通ってます。
色んな味に挑戦!
抹茶✕ホワイトチョコ・プレーン✕チョコ・ココア✕ホワイトチョコ・紅茶
我が家では子どもたちに抹茶が人気です。
便利機能
何といってもアプリとの連動が面白いです!
少し不安だったスマホとの連動でしたが、アプリをインストールしてWi-Fi設定など5分ほどで終わりました☆
先ほどのサラダチキンのように、たくさんのレシピの中から作りたいメニューを探せます。
他に私が気に入っているのが「お気に入り」機能。
よく使う設定温度・焼き時間を登録できるんです!
1度登録してしまえば、いちいちレシピを確認したりダイヤルを合わせたりせずに「送信」してしまえばOK。これは便利!
最大50件登録できてアプリのメニューも登録できるようなので、これから活用していきたいです。
あと、スマホと連動したら液晶パネルに時刻が表示されるようになりました。
これも何気に便利です。
残念なところ
- ダイヤル式に馴染めない(個人的に…)
以前使っていたMRO-MS8というオーブンレンジが全てボタンだったためか、MRO-W1Zのメニュー選択や温め秒数の調整などのダイヤル式操作が、個人的にはまだ馴染めていません(^ ^;)
でもMRO-MS8で最も使用していた“押しボタン式のスタートボタン”は、購入してから5年目くらいで割れてしまいました。(ボタンにキャラモノのシールを貼ってしのいでいました…)
そう考えると、MRO-W1Zはダイヤルとスタートボタンが一体になっていて、直感的な操作ができる上に耐久性も高そうです!
Amazonなどの口コミ紹介
購入の際はAmazonや楽天市場など、大手ECサイトでの口コミも参考にしました。
まとめてみるとこんな感じです。
【メリット】
- 「コッペパンを焼いたけど完璧だった。ピザも高温で一気に焼ける」
- 「庫内が白くて明るいので気に入ってる」
- 「テーブルプレートが丸洗いできるので衛生的」
- 「操作もお手入れもカンタン」
【デメリット】
- 「Wi-Fi設定するとパネルが常に点灯しているのが気になる」
- 「焼き時間の設定でダイヤルを回し続けるのが少し面倒…」
液晶パネルやダイヤルボタンがちょっと残念という声もある一方で、MRO-W1Zの仕上がりや使い勝手には満足しているユーザーが多いようですね。
まとめ
ここまで、MRO-W1Zについて機能や使用レビューを解説しました。
現代の生活において、電子レンジのない生活は考えられません!
オーブンレンジが壊れ、買い替えるまでの10日間レンジなし生活を経験した私が心から思ったことです。
絶対必要な存在だからこそ、充実した機能が搭載されていればもっと便利に「食」を楽しめます。
時短ができて調理が楽になったり、お菓子やパンが作れたり。
家族の「食」を毎日サポートし、長く使う電子レンジ。
“あたため”だけでなく他の機能にも目を向けて活用すれば、新しい味に出会えるかもしれません。